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核禁条約 ネットで講座 30日に広島市 地元専門家が講師

 広島市は30日午後1時半~4時、市民講座「わかるとかわる! 核兵器禁止条約」をオンラインで開催する。1月に発効した核兵器禁止条約について市民の理解を深め、音楽や絵を通じて平和の大切さを感じてもらおうと初めて企画した。参加者を25日まで募っている。無料。

 地元の専門家3人が講師を務める。広島修道大の佐渡紀子教授(国際政治)が条約の概要を説明。市立大広島平和研究所の孫賢鎮(ソン・ヒョンジン)准教授(北朝鮮問題)は条約が北東アジアに持つ意味を解説する。広島平和文化センターの小泉崇理事長は、平和文化をテーマに話す。

 広島ウインドオーケストラの演奏で幕を開け、エリザベト音楽大(中区)の学生による被爆ピアノの演奏で締めくくる。平和首長会議(会長・松井一実市長)が「平和なまち」をテーマに国内外の加盟都市の子どもから募った絵画も紹介する。

 当初は会場の広島国際会議場(中区)に200人を招く予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえてオンライン配信に限定する。申し込みは専用のホームページ(https://wakarutokawaru.jp)で受け付け、電話でも対応する。市平和推進課☎082(242)7831=平日のみ。(水川恭輔)

(2021年5月13日朝刊掲載)

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