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オンライン開催 被爆地で企画も 原水協など世界大会

 日本原水協などでつくる原水爆禁止世界大会の実行委員会は13日、東京都内で記者会見し、8月に開く世界大会の概要を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大でオンラインを中心としつつ、広島、長崎両市での現地企画も催す予定だ。

 「被爆者とともに、核兵器のない平和で公正な世界を」を共通テーマに掲げる。インターネット配信する8月2日の国際会議でスタート。海外の有識者も交えた6日と9日のオンライン集会では、被爆者の訴えを聞き、1月に発効した核兵器禁止条約への賛同を広げる手だてなどを考える。

 8月6日に広島市、9日に長崎市で、被爆証言を聞く集いを開く方向で調整しているという。原水協の高草木博代表理事は「核兵器禁止条約の発効で強まった核廃絶の流れを加速させたい」と話し、総勢1万人の視聴と参加を目指すとした。

(2021年5月14日朝刊掲載)

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