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韓国中高生と文化交流 広島の22人、大邱市に出発

 広島市内の中高生22人が26日、同市と姉妹・友好提携を結ぶ韓国・大邱(テグ)市に向け出発した。31日まで滞在し同世代と交流する。北広島町から安佐南区の広陵高に通う2年栗原彩咲さん(17)は、地元で盛んな神楽のしの笛を披露する。

 計画では、一行は現地で中高生と博物館を見学し、食文化を体験する。現地の家庭に滞在。日韓一緒に平和のメッセージを模造紙に書き込む予定もある。

 栗原さんは28日の交流会で、一行を代表して神と鬼が舞う場面の曲を吹く。地元の東山子ども神楽団で2年余り笛を担当する。秋の神楽シーズンは神社で週1回練習。自宅でもDVDの映像に合わせて腕を磨く。

 栗原さんは「見て聞いてもらえば、良さが伝わるはず。海外に神楽と日本文化を広める第一歩にしたい」と意気込む。大邱訪問は、広島市教委や県日韓親善協会などでつくる実行委員会が企画。参加生徒は公募した。(桑田勇樹)

(2013年7月27日朝刊掲載)

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