キャンパスリポーター発 8・6に平和考えよう 広島女学院大と広経大生活動
13年7月29日
式典参加/碑巡り/折り鶴首飾り
8月6日の原爆の日、広島女学院大(広島市東区)と広島経済大(安佐南区)の学生がそれぞれ、県内外の同世代や外国人と被爆の実態を学び、平和への道を探る活動を計画している。
広島女学院大の学生有志8人は5~7日、2泊3日の日程で「8・6平和学習プログラム」を開き、近畿、四国地方の学生24人とキャンパス内の宿泊施設で合宿する。
平和記念式典に参加。期間中、平和記念公園内の碑や、被爆者が逃げた比治山、広島壊滅の第一報を送ったとされる中国軍管区司令部があった広島城などを巡る。広島女学院大の学生は、原爆をテーマにした朗読劇も演じる。
実行委員長を務める同大国際教養学部2年後藤麻菜美さん(19)は雲南市出身。仲間と事前学習を重ね「私が学んだことを、他の学生に少しでもたくさん伝えたい」と意気込む。
広島経済大の学生は、平和記念公園内の原爆資料館周辺で活動する。折り鶴をつないだ首飾りを、訪れた若者や外国人に配る。佐々木禎子さんのエピソードも説明する。
現在は、平和イベントを通じて中高生や留学生たちに協力を呼び掛け、首飾り500個の完成を目指している。経済学部3年の安藤蕉太さん(21)は「折り鶴に込められた平和への願いを感じてほしい」と話している。(広島女学院大・八谷しおり、広島経済大・大西咲子)
(2013年7月27日朝刊掲載)