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福島の子 広島県神石高原満喫  福山の僧侶ら、10家族招く

 福島県福島、二本松両市内の10家族42人が27日、神石高原町で気功やそうめん流しを楽しんだ。一行は、福山市内の真宗大谷派の僧侶たちがつくる福島の子どもを招くFC実行委員会の招待で26日に同町に着いた。30日まで過ごす。

 気功では講師の谷川明美さん(40)=福山市=の説明を受け、2人一組で背中をなでて気を送るこつを学んだ。

 神石高原ホテルでのそうめん流しは、地元の井関大矢自治振興会が用意。流れるそうめんを、子どもたちははしで器用にすくい上げて口に運んだ。地元農家が育てたキュウリやアスパラも味わい、「おいしい」を連発していた。

 二本松市の高校教諭田巻大次郎さん(41)は長男智悠君(8)たち家族7人で参加。「空気がきれいで地元の人も優しい。子どもにいろんな体験をさせたい」と話した。

 一行は福山市内で海水浴を楽しんだり、広島市内を観光したりする。招待は昨年に続き2回目で、費用は寄付やメンバーが開いたバザーの収益金を充てた。河野教明代表(59)は「招待を続けていきたい」と話した。(渡部公揮)

(2013年7月28日朝刊掲載)

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