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北欧音楽で平和の調べ 広島で5日演奏会

 北欧ノルウェーの音楽家を迎え、平和への願いを発信するコンサート「ノルウェーの風に吹かれて」が8月5日午後7時半から、広島市中区の広島クラブクアトロである。歌手のおおたか静流と民族楽器の奏者でつくる日本のバンド「アジアン・ウイングス」が共演する。

 来日するのは、作曲家で指揮者のマグナー・オムをはじめ、合唱団やダンサーも交えた約40人。被爆地からの発信にふさわしいステージをつくるという。オムは原爆を描いた日本のアニメ「ピカドン」に触発された歌も作り、今年3月にオスロで開かれた核兵器の非合法化を目指す国際会議の関連イベントで披露した。

 そのイベントに招かれて共演したアジアン・ウイングスが、「今度は日本で」と提案し実現した。メンバーの一人で、広島市中区でライブハウスを営む佐伯雅啓さん(60)は「ノルウェーはノーベル平和賞を決める国でもあり、ヒロシマへの高い関心を感じる。思いに応えるステージにしたい」と意気込む。一般3千円、中高大生千円、ドリンク代が別途必要。佐伯さんTel082(249)3885。

(2013年7月29日朝刊掲載)

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