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平和条例案 会派に報告 広島市議会議長 18日に意見集約

 広島市議会の山田春男議長は15日、政策立案検討会議がまとめた平和推進基本条例案を、9会派の幹事長会議で報告した。条例案について各会派で協議し、18日の次回会議で意見を持ち寄ると申し合わせた。

 山田議長は市議会棟での幹事長会議で、前文と全10条からなる条例案を報告。「意見が割れている条文がある」として、各会派であらためて協議するよう求めた。会合後は「全会一致が望ましいが、そうでなくても成立を目指すべきだ」と語り、25日までの定例会での可決に期待感を示した。

 条例案は、検討会議が2019年7月から計24回の会合でまとめた。平和記念式典を「厳粛の中で行う」とする条文などを巡り、二つの広島県被団協や広島弁護士会などが修正や制定の先送りを求める要望書を提出している。式典の静粛を求める市民団体はこの定例会での成立を求めている。(新山創)

(2021年6月16日朝刊掲載)

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