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橋下氏の慰安婦発言 市民が問題点学ぶ 広島

 日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長が、旧日本軍の従軍慰安婦を「当時は必要だった」などとした発言の問題点を学ぶ研修会が28日、広島市中区の市男女共同参画推進センターであった。

 市民団体「日本軍『慰安婦』問題解決ひろしまネットワーク」が開き、約40人が参加した。

 同団体の共同代表を務める広島市立大広島平和研究所の田中利幸教授(戦争犯罪学)が講演。「強制連行だけでなく、慰安所内での性暴力が問題だ」と強調。「外国の軍隊も軍管理で売春をした」とする橋下氏の発言については、田中教授は「悪いことをしたのは自分だけではない、と主張するようなものだ」と突き放した。

 参加者からは「橋下氏の発言を容認する人が多いことに恐怖を感じる」などの意見が出た。(衣川圭)

(2013年7月29日朝刊掲載)

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