×

ニュース

大島渚作品 デジタル修復版 代表2作 広島・尾道で順次上映

 数々の革新的な作品を残した故大島渚監督の代表作「戦場のメリークリスマス」(1983年)と「愛のコリーダ」(76年)が、初めてデジタル修復された。八丁座(広島市中区)で25日から、シネマ尾道(尾道市)で7月10日から順次上映される。

 「戦場の―」は、デビッド・ボウイ、坂本龍一、ビートたけしたち個性的なキャスティングで原作者の日本軍捕虜収容所の体験を描いた。デジタル映像の粒子が従来より細かく色彩も鮮明な「4K修復版」を上映する。八丁座は25日~7月8日、シネマ尾道は7月10~23日。

 36年に世間を震わせた実際の猟奇事件を題材にした「愛の―」は、映画の性表現の在り方に一石を投じた作品。「2K修復版」を上映する。八丁座で6月25日~7月1日。シネマ尾道で7月17~23日。(木原由維)

(2021年6月25日朝刊掲載)

年別アーカイブ