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ミャンマー支援 宗教者集い祈る オンラインや原爆ドーム前

 国軍による激しい弾圧が続くミャンマーの市民を支援しようと、日本国内の宗教者たちが24日夕、鹿児島、福岡、東京など各地をオンラインでつなぎ「ミャンマー 祈りと連帯ネットワーク」の結成集会を同時開催した。広島市中区の原爆ドーム前には、僧侶や在日ミャンマー人たち約30人が集まった。

 冒頭で三次市の浄土真宗本願寺派・西善寺の小武正教(しょうきょう)住職(63)たち6人が読経。キリスト教関係者も「武力によらない平和と民主化を求め、声を上げている友の叫びに連帯する」などと語り、祈りをささげた。

 続いて、近くの西向寺でも集会を開催。東京の会場とオンラインを通して、犠牲者が900人を超えたとされるミャンマーの実情について語り合った。在日ミャンマー人のココさん(34)は「現実を広く知ってもらい、平和のために団結する仲間を増やしたい」と話した。(湯浅梨奈)

(2021年6月25日朝刊掲載)

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