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浪江町長が8・6式典へ

 福島第1原発事故で現在も避難指示や立ち入り制限が続く福島県浪江町の馬場有(たもつ)町長が8月6日、広島市の平和記念式典に参列する。昨年に続き2回目。被曝(ひばく)対策などの支援をめぐって、松井一実市長との懇談を求めている。

 馬場町長は5日に広島市入り。6日は式典に参列する。松井市長に懇談を要請しているほか、7日は広島県被団協の坪井直理事長と面会する。

 浪江町は、被災者の医療費の無料化など被爆者並みの援護を実現する法整備を国に求めている。馬場町長が昨年の式典に参列したのを機に、広島市は被爆者の援護制度を説明するため、職員を派遣するなどしてきた。

 馬場町長に随行する紺野則夫健康保険課長は「被爆地の歩みから学ぶところは多い。引き続きバックアップをお願いしたい」と話している。

(2013年7月30日朝刊掲載)

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