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ピースグラント2021 ヒロシマ平和創造基金 10団体2個人に助成 オンラインガイドなど226万5000円

 公益財団法人ヒロシマ平和創造基金(理事長・岡畠鉄也中国新聞社社長)は30日、被爆体験の継承や、平和につながる国内外の事業を支援する「ヒロシマピースグラント2021」の助成対象に、10団体と2個人を選んだと発表した。助成総額は226万5千円。

 対象は、県外の生徒に平和記念公園(広島市中区)をオンラインでガイドする事業や、米国の小中高生が核兵器について学ぶための授業カリキュラム作成など。

 ヒロシマピースグラントは広島国際文化財団が1995年に創設し、2013年度に同基金が引き継いだ。通算27回目となる今回は広島、京都、長崎、青森、東京、埼玉と米国から計31件応募があった。

 助成先は次の通り。(かっこ内は所在地、代表者=敬称略)

 【団体】広島市立基町高(中区、横山尚司)▽爆心地鎮魂薪能実行委員会(中区、山本一隆)▽「原爆ドームとヒロシマ」実行委員会(安佐北区、出山ひさ子)▽第3回広島市平和復興祭再現実行委員会(中区、石丸紀興)▽「紙碑」・原爆手記総目録編纂(へんさん)委員(南区、宇吹暁)▽HIP HOPE実行委員会(中区、藤原実和)▽ヘイワ・ライブラリー(南区、Chedilyn Magaspar)▽ひろしまと世界を結ぶこども文庫(安佐南区、柴田幸子)▽被服支廠(ししょう)絵本化プロジェクト(南区、稲田恵子)▽ヒロシマ「 」継ぐ展実行委員会(東京都武蔵野市、久保田涼子)
 【個人】▽宮本ゆき(米シカゴ)▽揚村周夏(西区)

(2021年7月1日朝刊掲載)

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