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核兵器廃絶訴え「大行進」 長崎へ向け平和公園出発

 核兵器廃絶や平和を訴えて歩く「国民平和大行進」で、広島―長崎コースの参加者が5日、広島市中区の平和記念公園を出発した。県原水協などでつくる実行委員会の主催。新型コロナウイルスの影響でコースを変更、短縮しており、長崎市には8月6日の到着を予定している。

 出発式には約70人が集まった。県原水協の神部泰代表理事は1月の核兵器禁止条約の発効に触れ「巨額の軍事費をコロナ対策、貧困、飢餓などの解決に振り向けるためにも、核兵器の廃絶は緊急の課題だ。条約に批准せよとの声を日本政府に届けよう」と訴えた。

 参加者は「なくそう核兵器」などの小旗を手に、「憲法守ろう」「軍事費減らせ」などと声を上げながら、初日は西区の庚午第一公園まで歩いた。

 行進は1958年に始まった。他に東京―広島や富山―広島など11コースがあり、全国で約10万人が参加する。(余村泰樹)

(2021年7月6日朝刊掲載)

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