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原発新基準「松江で説明を」 規制委に市長要請

 8日に施行された原子力発電所の新規制基準について、島根県松江市の松浦正敬市長は30日の記者会見で、原子力規制委員会が同市で基準の中身を説明するよう、文書で要請したことを明らかにした。

 説明を求めているのは、基準に福島原発事故の教訓をどう反映したか▽各事故調査委員会で見解の異なる事故原因をどう判断したか▽世界最高水準の安全を目指す上で海外の考え方をどう反映したか―の3点。

 22日付で原子力規制庁の池田克彦長官宛てに提出。8月中に規制庁の担当者が松江市役所で、市議会島根原子力発電対策特別委と、市原子力発電所環境安全対策協議会に説明するよう求めている。

 規制委から回答はまだない。松浦市長は8月1、2日に上京する際に口頭でも要請したい意向で、規制委に面会を申し入れている。

(2013年7月31日朝刊掲載)

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