広島にバッハ氏 平和発信を期待 橋本組織委会長
21年7月12日
東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長は9日の定例会見で、開会式1週間前の16日に国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が広島市、コーツ調整委員長が長崎市を訪問することについて、「五輪、パラリンピックの根本原則は平和。唯一の被爆国である日本で、広島と長崎からぜひ発信してほしいという依頼を強く地元からいただいている」と意義を強調した。
東京都に緊急事態宣言が出た中での訪問に感染拡大を不安視する声もある。橋本会長は「さまざまな意見があろうかと思う」とした上で、「16日は(国連で採択された)五輪休戦決議の期間が始まる。両氏には完全な感染症対策を講じた上で訪問され、それぞれの立場で平和の尊さを国内外に訴えていただきたい。万全を期して準備に取り組む」と説明した。
(2021年7月12日朝刊掲載)
東京都に緊急事態宣言が出た中での訪問に感染拡大を不安視する声もある。橋本会長は「さまざまな意見があろうかと思う」とした上で、「16日は(国連で採択された)五輪休戦決議の期間が始まる。両氏には完全な感染症対策を講じた上で訪問され、それぞれの立場で平和の尊さを国内外に訴えていただきたい。万全を期して準備に取り組む」と説明した。
(2021年7月12日朝刊掲載)