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原水禁大会の詳細発表 原水協 来月2日から広島・長崎

 日本原水協などでつくる原水爆禁止世界大会の実行委員会は9日、8月2~9日にオンラインを中心に開く広島、長崎両大会の詳細を発表した。広島原爆の日の6日にあるパネル討議には、2017年にノーベル平和賞を受けた非政府組織(NGO)核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN(アイキャン))のベアトリス・フィン事務局長が参加する。

 新型コロナウイルス対策から、幕開けとなる2日の国際会議などプログラムの大半をオンライン形式とした。その分、世界を舞台に活動する人物が参加しやすくなった。フィン氏の参加が実現した6日のパネル討議では、今年1月の核兵器禁止条約の発効を主導したオーストリア外務省のアレクサンダー・クメント軍縮局長もスピーチする。

 現地企画として6日に広島市で、長崎原爆の日の9日に長崎市で被爆証言を聞く集いを開く。6日は広島市東区の広島ロードビルで被爆者2人が証言する。

 日本原水協の高草木博代表理事は「被爆者の声を伝え、核兵器禁止の世論をさらに広げたい」と述べた。(境信重)

(2021年7月10日朝刊掲載)

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