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低線量被曝のリスクを解説 放影研が5・6日一般公開 広島

 放射線影響研究所(放影研、広島市南区)は8月5、6の両日、所内を一般公開する「オープンハウス」を開く。パネル展示や体験コーナー、講演などを通して、研究内容を知ってもらうのが狙いで、今年で19回目。

 メーンとなる展示のテーマには、福島第1原発事故後、注目を集めている低線量被曝(ひばく)のリスクをどう考えるかを選んだ。広島、長崎原爆と福島原発事故を例に、イラストを交えて解説する。長期間の被爆者の疫学調査や、放射線の遺伝的影響など、これまでの研究もパネルで紹介する。

 講演は、5日が「放射線ってなあに?」、6日は「どうして放射線でがんになるの?」をテーマに実施。放射線の専門家が質問を受け付けるコーナーや、骨強度、体脂肪などを測定する体験コーナー、子ども向けクイズもある。両日とも午前9時~午後4時。実行委員会Tel082(261)3131。

(2013年7月31日朝刊掲載)

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