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原爆伝える複製画・パネル 東広島で巡回展始まる

 広島と長崎に投下された原爆の被害を伝える原爆展が12日、東広島市役所1階ロビーで始まった。16日まで。無料。19日から8月22日まで市内の八本松、黒瀬、高屋、福富町の4カ所を巡回する。

 基町高(広島市中区)の生徒が被爆者の話を基に描いた「原爆の絵」の複製画33点や、核兵器禁止条約について紹介するパネルなど計約60点を展示。原爆ドーム(同)や広島市内最大級の被爆建物「旧陸軍被服支廠(ししょう)」(南区)などの模型も並ぶ。

 主催する東広島市原水協の綿岡早苗事務局長は「核兵器や平和について考えるきっかけにしてほしい」と話す。来場した同市の会社員倉本祐実さん(24)は「基町高生の絵を通して、被爆当時の様子を初めて想像することができた」と見入っていた。(高橋寧々)

(2021年7月13日朝刊掲載)

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