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平和の輪 SNSに折り鶴を 広島・長崎県など 五輪選手団にも依頼

 広島、長崎両県や「へいわ創造機構ひろしま(HOPe)」は13日、手製の折り鶴の写真や動画を会員制交流サイト(SNS)に載せてもらう取り組みを始めた。広島、長崎へ原爆が投下された8月6、9日を前に、平和を祈る輪を広げる狙い。東京五輪の各国選手団にも協力を呼び掛ける。

 参加希望者は核兵器や新型コロナウイルス感染症、災害、紛争、差別による不安のない未来を願いながら鶴を折る。写真や動画に「#CranesForOurFuture」の検索目印を添え、ツイッターやインスタグラムに投稿する。

 東京五輪の選手団には、広島県が、事前合宿を受け入れた自治体を通じて協力を依頼している。「世界に広がる祈りの輪をSNSで示したい」と期待する。7月の投稿者の中から抽選で50人に、広島市立広島工業高(南区)の生徒が作った銅板製の折り鶴を贈る。

 広島県はまた、世界65カ国・地域の子どもがそれぞれの言葉で平和と言う様子をまとめた動画を作った。「PEACE! Wishes from World’s Children」の題名で、動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。(宮野史康)

(2021年7月14日朝刊掲載)

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