×

ニュース

島根原発保安検査を終了 規制庁

 原子力規制庁は31日、中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)で2010年3月に発覚した点検不備問題を受け、約3年にわたって実施した特別な保安検査を終了すると発表した。

 規制庁の島根原子力規制事務所は「不備問題の反省に立ち、抜本的な対策が講じられたことを確認したため」としている。

 検査は、同原発1、2号機の原子炉機器511点で発覚した点検不備問題の後、規制庁の前身、経済産業省原子力安全・保安院が10年6月に始めた。13年6月まで計13回の検査を通じ、不備問題の原因となった点検態勢の甘さや、その後の改善策をチェックしてきた。11年3月の福島第1原発事故の後は、事故を踏まえた安全対策の実施状況も調べてきた。(樋口浩二)

(2013年8月1日朝刊掲載)

年別アーカイブ