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岩国の米軍機拡充しないで 住民ら廿日市市長へ要望

 廿日市市などの住民でつくる「岩国基地の拡張・強化に反対する広島県住民の会」は20日、米軍岩国基地(岩国市)に空母艦載機やステルス戦闘機F35Bを配備させないことなど4項目を日米両政府に求めるよう松本太郎市長に要望した。

 同会のメンバー3人が市役所を訪ね、松本市長に要望書を渡した。菊間みどり共同代表(59)は、廿日市市の宮島対岸の住民が自宅から撮影した戦闘機の写真15枚を示し、「岩国基地以外の戦闘機がハワイや沖縄から来て、市民の頭の上を訓練で飛んでいる」と指摘。騒音被害を訴える人が増え、事故の危険性が高まっているとして、近隣自治体と連携して対応するよう求めた。

 松本市長は「世界遺産の島・宮島でも騒音被害がある。対策を国に強く求めていきたい」と回答。まず米軍機問題で連携する三次市、安芸太田町、北広島町と情報交換する考えを示した。

(2021年7月21日朝刊掲載)

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