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原爆の絵や手芸で平和訴え 広島県府中町で展示 きょう集い

 広島県府中町本町2丁目の町歴史民俗資料館で1日、被爆者の描いた原爆の絵と平和を祈る手芸の「原爆展」が始まった。10日まで。2日には隣の府中公民館で「音楽と朗読による平和のつどい」がある。ともに同資料館の主催で無料。

 絵は、原爆資料館の所蔵品の複製のうち、水を求める被爆者や水槽で亡くなった人たちなど「水」にかかわる場面を描いた25点を選んで展示した。手芸は同町で育った若月由美さん(40)=三次市=が制作した「さをり織り」のタペストリーと折り鶴計7点。福祉作業所に通う若月さんが、人々が平和で元気に暮らせるよう思いを込めた。

 平和のつどいは午前10時~11時半。町内の小中高校生や主婦による原爆をテーマにした大型紙芝居、被爆体験記の朗読、バイオリン演奏などがある。(田中伸武)

(2013年8月2日朝刊掲載)

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