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長崎の被爆者ら取材へ 東広島の道上さん 「親子記者」に選出

 長崎の被爆や平和活動について学ぶ「親子記者」の中国ブロック代表に、東広島市の西条小4年道上香蓮さん(9)と母有香さん=西条昭和町=が選ばれた。2人は29日、市役所を訪れ、高垣広徳市長たちに意気込みを述べた。

 親子記者は、同市も加盟する日本非核宣言自治体協議会(会長・田上富久長崎市長)が主催。参加者は長崎の被爆者や平和祈念式典などを取材し、同協議会が発行する「おやこ新聞」に記事を掲載する。

 新型コロナウイルス禍を受け、取材は昨年に続いてオンラインで行う。道上さん親子は8月6日から自宅で、長崎市内の被爆者や核兵器廃絶を目指す若い市民のオンラインインタビューを予定している。

 高垣市長や津森毅教育長と面会した香蓮さんは「広島と同じ被爆地の長崎をよく知りたい」と意欲を語った。高垣市長は「しっかり学び、思い出に残る夏にしてください」と激励した。

 香蓮さんを妊娠中に福島第1原発事故が発生し、当時暮らしていた福島県いわき市から県外に逃れた有香さんは「親子で被爆や核について学ぶ良い機会にしたい」と話した。(教蓮孝匡)

(2021年7月30日朝刊掲載)

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