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平和公園や護岸 きれいに 広島市職員・中消防団員が清掃

 8月6日の広島市の平和記念式典を前に、市職員と中消防団員計約260人が29日、式典会場となる中区の平和記念公園と、原爆ドーム対岸の元安川護岸を清掃した。

 参加者は午前7時15分に原爆慰霊碑に向かって黙とう。元安川護岸では、市職員がデッキブラシで雁木(がんぎ)に生えたコケや泥をこすり落とし、中消防団員が放水して汚れを洗い流した。公園では、ごみを拾った。中消防団の二反田積団長(68)は「きれいになった会場で、式典に参加する人たちを気持ちよく迎えたい」と汗を拭った。

 清掃は1972年から続けている。例年、市と市公衆衛生推進協議会が約3千人を集めて取り組むが、今年は新型コロナウイルスの感染防止のため、昨年に続いて両者が時間をずらして清掃した。(余村泰樹)

(2021年7月30日朝刊掲載)

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