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金魚ちょうちん作りや神楽披露 日本ジャンボリー山口大会

 山口市阿知須のきらら浜で開催されている第16回日本ジャンボリーは2日、伝統芸能など多様な文化や科学技術への理解を深めるなど約150のプログラムが始まった。会場には約4千張りのテントが並び、53カ国・地域の約1万4千人の交流の輪が広がった。

 多様な文化を伝える「カルチャー」の広場には、各都道府県連盟や住民らが約60のブースを開設。柳井市の柳井広域シルバー人材センターのブースでは、民芸品の金魚ちょうちん作りを体験してもらおうと、同センター会員の尾上詔典さん(69)=山口県田布施町=らが歴史や由来を説明しながら指導した。

 「やまぐち魅力発信広場」では岩国市の北中山子ども神楽が「三鬼」を披露した。鬼を演じた岩国市美和町渋前の美和東小4年山田天人(たかと)君(9)は「伝統芸能の面白さを一生懸命伝えたい」。初めて神楽を見たという大阪連盟の高田功一朗さん(16)は「格闘シーンがかっこいい。親しみが湧いた」と喜んでいた。

 8日までの期間中、会場外で行うプログラムもあり、山口県内19市町や広島市の平和記念公園で学ぶ参加者もいる。(柳岡美緒)

(2013年8月3日朝刊掲載)

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