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非核の全国行進ゴール 原水禁 広島の平和公園で黙とう

 核兵器廃絶を訴えて全国を歩く、原水禁国民会議の「非核・平和行進」が3日、ゴールの広島市中区の平和記念公園に到着した。広島県内は、県原水禁が7月下旬から3コースで歩き、この日は連合と核禁会議を加え計約420人が参加した。

 「子どもたちに核のない未来を」などと書いた横断幕を掲げ、市内を練り歩いた。ゴール後、連合広島の石井一清会長があいさつし、「間もなく被爆68年だが、世界には2万発の核兵器があり平和への脅威だ」と指摘。全員で原爆慰霊碑に黙とうした。

 行進は青森県を4月6日、沖縄県を5月16日にスタート。各県の原水禁などが広島を目指して歩みを進めた。尾道市職労の吉本和弥さん(52)は「核実験も後を絶たない。ヒロシマの思いが世界に伝われば」と汗を拭っていた。(桑田勇樹)

(2013年8月4日朝刊掲載)

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