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折り鶴レイに思いつなぐ 日韓学生16人が観光客に配る 広島の平和公園

 広島市安佐南区の広島経済大と韓国の学生計16人が3日、平和への思いをつなごうと、折り鶴で作った首飾りのレイ100個を平和記念公園(中区)で観光客に配った。

 「原爆の子の像」に届いた千羽鶴を再利用し、平和を発信する広島経済大の学生グループに、市内に滞在して日本語などを学ぶ韓国の南ソウル大と群山大の学生7人が協力した。像のモデルの佐々木禎子さんを紹介するパネルも展示。折り鶴に託された思いを伝えた。

 フランス人大学生イヴァン・グランクレマンさん(26)は「若い世代が被爆の歴史を忘れないために活動するのは素晴らしい」と評価。日韓の学生の手ほどきで折り鶴の腕輪作りにも挑戦した。

 広島経済大4年の末益英樹さん(22)は「折り鶴を通じた交流を世界平和につなげたい」と話していた。(山本洋子)

(2013年8月4日朝刊掲載)

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