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若い力で平和紡ごう 広島市立大生がポスター展示 広島市中区で始まる

 広島市立大芸術学部(安佐南区)の学生が作った平和ポスターの展示会が3日、中区の旧日本銀行広島支店で始まった。8日まで。無料。

 平和の象徴であるハトの頭部を正面からモノクロで描いた絵や、複数の被爆者が原爆投下時に着ていた衣服を組み合わせた写真など、思い思いの技法で平和を伝える20点を紹介する。福島第1原発事故を踏まえ、原子炉格納容器の上に糸でつられた剣を描いて原発の危険を表現した作品もある。

 ポスターは授業の一環で毎年作っている。中区で3日始まった平和市長会議の総会を機に、初めて一般公開した。基町高3年の中桶望さん(17)=南区=は「ポスターを見ると、作者の思いが迫ってくる」と見入っていた。(桑田勇樹)

(2013年8月4日朝刊掲載)

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