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核廃絶訴え広島到着 原水協など国民平和大行進

 核兵器廃絶を訴えながら全国各地を歩く「国民平和大行進」(日本原水協などの実行委員会主催)が4日、広島市中区の平和記念公園に到着した。原爆ドーム前で集会を開き核兵器のない世界の実現を願った。

 参加者は5月上旬以降に各地を出発し、11コースに分かれて行進した。この日は東京都や富山県などからの4コースの参加者約200人が公園にゴール。集会では原爆の犠牲者に黙とうし、全国の自治体の首長や団体、個人などが寄せた核兵器禁止条約の署名・批准を呼び掛ける小旗約1万枚を掲げてアピールした。

 約30年前から参加し、今回は広島県内を6日間歩いた東区の村上厚子さん(66)は今年1月の同条約の発効を喜び、「地道な一歩一歩の運動が核兵器のない世界に向かう力になる」と訴えていた。(新山創)

(2021年8月5日朝刊掲載)

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