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Q・ジョーンズら平和の歌声 広島でエターナルピースコンサート

 国内外の有名アーティストが集うワールド・ピース・コンサートのメーンとなる「エターナルピースコンサート」が3日、広島市中区の広島グリーンアリーナであった。初めて広島で公演した米国の音楽プロデューサー、クインシー・ジョーンズは「原爆は二度と使ってはいけない」と強くアピールした。

 80歳にして32年ぶりの来日公演となったジョーンズは、主催者代表の湯崎英彦広島県知事に招かれて舞台に。「音楽を通じて皆が手を取り合い、世界平和を目指そう」と、世代や国境を超えたメンバーを指揮した。

 グラミー賞歌手のパティ・オースティン、ジェームス・イングラムは名曲「愛のコリーダ」「ジャスト・ワンス」などで貫禄の歌声を披露。サイーダ・ギャレットはマイケル・ジャクソンのナンバーで盛り上げた。フィナーレは全員で「ウィ・アー・ザ・ワールド」を大合唱。約5千人の聴衆も巻き込んだ。

 この日は韓国の人気アイドルグループ「KARA」も広島初登場。歌手の柴咲コウと清水翔太、安全地帯も一体感を生み出した。

 一連のコンサートは5日に広島国際会議場である広島交響楽団「平和の夕べ」で閉幕する。(松本大典)

(2013年8月4日朝刊掲載)

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