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特産オリーブ 友好の絆 五輪パラホストタウン ギリシャ 江田島市 駐日大使招き記念植樹

 広島県江田島市は5日、東京五輪・パラリンピックのホストタウン事業の一環としてギリシャのコンスタンティン・カキュシス駐日特命全権大使を招き、オリーブを記念植樹した。住民による歓迎式も開き、共通の特産であるオリーブを通じた交流を誓い合った。

 能美市民センターでの歓迎式には、カキュシス大使夫妻が参加。三高小児童たちが和太鼓の力強い響きを披露し、大使夫妻も一緒に演奏を体験して交流した。

 近くの中町港前の花壇に、ギリシャ原産のコロネイキ種のオリーブ2本を植樹。カキュシス大使や明岳周作市長が土をかけ、交流のシンボルとなることを願った。

 明岳市長は「平和と繁栄の象徴であるオリーブの成長とともに、末永い交流を築きたい」とあいさつ。カキュシス大使は「これからも友好の絆が育ち、受け継がれていくことを願う」ともてなしに感謝した。

 カキュシス大使夫妻は6日、広島市の平和記念式典出席後に呉市を訪問し、大和ミュージアムなどを視察する予定。(楠信一)

(2021年8月6日朝刊掲載)

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