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原爆資料館 首相が視察 就任後初 ヒロシマ8・6

 菅義偉首相が6日、首相就任後初めて、広島市中区の原爆資料館を視察した。現職首相による資料館の訪問は、2016年5月にオバマ米大統領に同行した安倍晋三首相以来となる。

 滝川卓男館長の案内で、約20分かけて回った。広島の町並みが一瞬で破壊された様子をCGで伝える「ホワイトパノラマ」や、被爆死した学徒たちの遺品を熱心に見入った。

 滝川館長によると、中区の平和記念公園内にある「原爆の子の像」のモデルで、被爆して10年後の12歳の時に白血病で亡くなった佐々木禎子さんの生涯について説明しようとすると、菅首相は「知っている」と応じたという。

 見学後、芳名録には「内閣総理大臣 菅義偉 2021.8.6.」とだけ記した。

(2021年8月7日朝刊掲載)

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