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21府県 遺族参列見送り 戦没者追悼式 中国5県も

 厚生労働省は6日、東京都千代田区の日本武道館で15日に開かれる全国戦没者追悼式について、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ中国地方5県を含む21府県の遺族が欠席すると発表した。今年の参列者総数は遺族や来賓などを合わせ200人程度の予定で、過去最少になる見通し。

 今回は緊急事態宣言下で、県境をまたぐ移動を控えるよう呼び掛けられていることを受け、厚労省は、全国の道府県に参列遺族を原則1人にするよう要請。開催地の東京都は20人の参列を認めるとした。

 厚労省によると、現時点で56人の遺族が参列予定で、付き添いが44人、来賓などが約100人になる見込み。

 昨年もコロナ禍の影響で厚労省が参列遺族を最大20人とするよう都道府県に要請した結果、計193人が出席。参列者総数としては計542人だった。例年の開催規模は6千人程度。

(2021年8月7日朝刊掲載)

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