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大田・鳥取39.2度 中国地方厳しい暑さ

 中国地方は6日も厳しい暑さが続いた。気象庁によると、この日の全国の最高気温の1位は大田市と鳥取市で、いずれも39・2度。全国で記録した気温の上位10観測地点のうち、中国地方が7地点を占めた。

 平和記念式典があった広島市中区は午後1時ごろ38・0度を観測し、全国7位。同区で38度を超えるのは2004年7月以来で、この日の県内で最高だった。福山市37・3度、尾道市36・7度と続いた。

 中国5県で午後6時までに最高気温が35度を超える猛暑日となったのは、全80地点の半数の40地点。うち6地点で観測史上最高を更新した。

 救急搬送も相次いだ。広島市消防局によると午後3時までに熱中症とみられる症状で6人が搬送された。そのほか県内の各消防によると午後6時時点で、12人が運ばれた。平和記念式典の会場でも倒れた人がいた。気象庁などは、7日も広島と山口の両県に熱中症警戒アラートを発表し、外出を控えるよう呼び掛けている。(新本恭子、石井雄一)

(2021年8月7日朝刊掲載)

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