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平和な世界 下松で願う 被爆者ら 山口

 広島原爆の日の6日、下松市役所前の広場で「核兵器をなくし平和を願う市民集会」があった。被爆者や市職員労働組合の組合員たち約20人が参加した。

 参加者は、原爆投下時刻の午前8時15分、追悼サイレンに合わせて「核も戦争もない平和な地球を」と書かれた横断幕を掲げて黙とうをささげた。

 その後、市原爆被害者の会の金清陽子さん(75)が、自身が胎内被爆者と話した上で「被爆者の高齢化が進む中、元気なうちに生の声を若い人たちに伝えていかねばならない」と決意を述べた。最後に「日本政府は核兵器の廃絶と世界平和のため責任を果たすべきです」などとする平和アピールを採択した。

 市職労など9団体でつくる実行委員会が主催した。昨年は新型コロナウイルスの感染防止のため中止し、今回は参加者を絞った。(中井幹夫)

(2021年8月7日朝刊掲載)

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