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児童ら平和継承誓う 教師と子どもの碑 広島市中区で慰霊祭

 原爆の犠牲になった子どもや教職員の慰霊祭が4日、広島市中区の平和記念公園南側の平和大通り緑地帯にある「原爆犠牲国民学校教師と子どもの碑」前で営まれた。遺族、児童、生徒たち約750人が参列し、折り鶴や花をささげた。

 児童、生徒は、市内の小中学校のうち計65校から参加。代表としてあいさつした白島小6年坂下奈那子さん(11)は「広島で暮らし、未来をつくり出す私たちが、68年前に広島で起こった事実と人々の思いを受け継いでいく」と誓っていた。

 教え子を抱えて空を見上げる女性教師のブロンズ像の碑は1971年に建立。慰霊祭はその前年から始まり、ことしで44回目となった。(山田英和)

(2013年8月5日朝刊掲載)

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