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廿日市バンド 被災地でエール 安芸楽団 きょうから福島3市

 広島県廿日市市を拠点に活動するバンド「安芸楽団」が5~7日、東日本大震災で被害を受けた福島県内の3市を巡る。「会津磐梯山」をアップテンポにアレンジした曲を披露して被災者を励ます。

 バンドは、琴やしの笛、シンセサイザーなどの7人で構成する。各地の民謡と洋楽を融合させた演奏スタイルが特徴だ。

 5日は、福島第1原発事故の被災者が住む郡山市の仮設住宅を訪ねる。6日は喜多方市内の19施設で開き、被災者を招待する「喜多方発21世紀シアター」に出演する。7日は福島市で、県ユニセフ協会主催の親子向け音楽会に招かれている。

 21世紀シアターから出演を依頼されたのを機に、仮設住宅への訪問も独自に計画。親子向け音楽会も知人から依頼を受けた。

 リーダーの折田吉弘代表(57)=廿日市市=は「福島になじみ深い曲を演奏して、被災者に少しでも喜んでもらいたい」と話している。(折口慎一郎)

(2013年8月5日朝刊掲載)

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