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平和願う声 球場包む 広島でピースナイター

 平和と核兵器廃絶を訴える「ピースナイター2021」が21日、広島市南区のマツダスタジアムであった。広島東洋カープの首脳陣や選手らは原爆ドームとハトをあしらったワッペンをユニホームの袖に付け、ヤクルト戦に臨んだ。

 大型ビジョンで広島県の湯崎英彦知事や広島市の松井一実市長らのメッセージ動画を放映。被爆者の切明千枝子さん(91)=広島市安佐南区=は「必死になって再建に取り組んできた。カープは打ちひしがれた市民の希望と夢」と話した。始球式は生協ひろしま子ども碑めぐりガイドで高校2年の寺田帆波さん(17)=東広島市=が務めた。

 今年で14年目。球団と生協ひろしま、広島平和文化センター、広島電鉄、中国放送、中国新聞社が主催した。(川手寿志)

(2021年8月22日朝刊掲載)

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