原爆死没の公務員追悼 広島市役所前広場
13年8月6日
広島市原爆死没公務員追悼式が5日、市役所本庁舎前広場であった。遺族や職員たち約260人が参列し、冥福を祈り、恒久平和を誓った。
広場にある慰霊碑に全員で黙とうをささげた後、松井一実市長が「市政への貢献の道を断たれた無念を胸に、核兵器廃絶の思いを世界に届けたい」と述べた。続いて参列者が花を手向けた。
遺族代表の垰(たお)田美代子さん(71)=中区=の父保本熊雄さん(1957年に54歳で死去)は土木課職員で、原爆投下翌日から遺体の処理などに当たった。垰田さんは「悲惨な戦争を忘れないでほしい」と話した。
市は、1965年度末までに亡くなった職員や市議計455人の追悼式を66年から毎年営んでいる。
(2013年8月6日朝刊掲載)
広場にある慰霊碑に全員で黙とうをささげた後、松井一実市長が「市政への貢献の道を断たれた無念を胸に、核兵器廃絶の思いを世界に届けたい」と述べた。続いて参列者が花を手向けた。
遺族代表の垰(たお)田美代子さん(71)=中区=の父保本熊雄さん(1957年に54歳で死去)は土木課職員で、原爆投下翌日から遺体の処理などに当たった。垰田さんは「悲惨な戦争を忘れないでほしい」と話した。
市は、1965年度末までに亡くなった職員や市議計455人の追悼式を66年から毎年営んでいる。
(2013年8月6日朝刊掲載)