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平和経済人会議 ウェブで始まる 気候変動など議論

 ビジネスと平和の在り方を考える「世界平和経済人会議ひろしま」が8日、ウェブ上で始まった。広島県などでつくるへいわ創造機構ひろしま(HOPe)が主催し、約550人が視聴予定。気候変動や行き過ぎた自由競争の議論を深め、9日に提案をまとめる。

 初日は、民間シンクタンク、アジア・パシフィック・イニシアティブ(東京)の船橋洋一理事長が基調講演した。新型コロナウイルス禍で米国と中国が協調ではなく批判合戦をしている点に危機感を示し、「ポピュリズムやナショナリズムでは経済が回らないと声を上げてほしい」と経済人に呼び掛けた。

 湯崎英彦知事は広島市中区のホテルで開会あいさつした。新型コロナによる貧富の差や世界の分断を挙げて「より良い復興へ、ビジネスの貢献を議論してほしい」と求めた。

 会議は県の呼び掛けで2013年に始まり、6回目となる。

(2021年9月9日朝刊掲載)

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