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留学生がヒロシマ学ぶ 広島県廿日市で交流会

 全国の留学生たちが被爆体験を聞く平和交流会が5日、廿日市市住吉の市市民活動センターであった。市国際交流協会が3日から開く「はつかいち平和ツアー」の一環。アジアや欧州出身の留学生24人を含む約60人が参加した。

 爆心地から約1・4キロで被爆した山中恵美子さん(79)=呉市=が、脳腫瘍などの病気と闘いながら続ける国内外での証言活動を紹介。「命ある限り、被爆者の苦しみを伝える」と強調した。

 中国出身の広島市立大3年趙楠(ちょうなん)さん(24)=広島市安佐南区=は「被爆者の話を聞くのは初めて。核兵器の危険性を感じた」と話した。ツアーは7日まで。留学生は6日、広島市の平和記念式典に参列する。(村上和生)

(2013年8月6日朝刊掲載)

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