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平和な世界願い 9寺院で鐘突き 玉野9条の会

 戦争放棄や武力の不保持を定めた憲法9条を守ろうと活動する市民団体「玉野9条の会」は、9月9日午前9時9分に鐘を突く「9999行動」に取り組んだ。玉野市内9寺院で一斉に鐘の音を響かせ、戦争のない平和な世界の実現を願った。

 築港の法親寺では会員ら6人が鐘楼に集合。戦争の犠牲者や被爆者、各地で頻発する自然災害で亡くなった人たちの霊を慰めるとともに、新型コロナウイルス収束への思いも込め、9回鐘を打ち鳴らした。

 1月には核兵器の保有や使用を全面禁止する核兵器禁止条約が発効し、7月現在で55カ国・地域が批准している。会員の荒木大輔さん(40)は「核兵器の廃絶へ国際社会は一歩前進した。人と人が殺し合わない世界を目指して活動していきたい」と話した。

 同会の9999行動は2008年から始め、14回目。

(2021年9月12日朝刊掲載)

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