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被爆68年 つなぎ広げる核廃絶の願い 日本ジャンボリー国内外代表 広島の式典 献花など配る

 山口市阿知須のきらら浜で開かれている第16回日本ジャンボリーの国内外の代表94人が6日、「広島ピースプログラム」の一環で広島市を訪れ、平和記念式典に出席した。

 前夜、広島市に入った一行は午前7時すぎから同市中区の平和記念公園前で慰霊碑に供える菊や式典のプログラムを参拝者に配るボランティアをした。その後、式典に出席し、松井一実広島市長の平和宣言や児童による平和への誓いなどに耳を傾けた。

 山口県連盟の島田中3年河村駿君(15)=光市岩狩=は「平和への誓いをした児童の言葉を聞いて原爆の衝撃を感じた」。3日に原爆資料館を見学した英国のアンドリュー・バーカー君(17)は「学校で教わらなかった核兵器の被害を自国で伝えたい」と話していた。

 同プログラムで約4千人の参加者が作った4連の千羽鶴を持参。埼玉県連盟の松平佐紀子さん(15)やバングラデシュのアフィア・ムバシラ・モミさん(14)ら4人が原爆の子の像の折り鶴台に供えた。(柳岡美緒)

(2013年8月7日朝刊掲載)

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