被爆68年 誓い新たに 広島県北の「8・6」 核の恐ろしさ体験談に学ぶ
13年8月7日
広島県北の各地で6日、原爆死没者を悼み、核兵器廃絶や平和を願う集いがあった。
三次市高杉町の神杉コミュニティーセンターでは「平和と戦争犠牲者慰霊の集い」を開いた。住民たち約80人が被爆証言を聞き、平和への思いを新たにした。
広島市内で入市被爆した向井立子さん(85)=甲奴町=が体験を語った。現在の東広島市にあった看護師の養成所2年生だった向井さんは、1945年8月8日から15日まで海田町などの小学校で負傷者の救護にあたった。
次々と人が亡くなっていくのを目の当たりにし、向井さんは「1週間いると涙も出なくなり、地獄だった。核の恐ろしさを語り継がなければいけない」と訴えた。
(2013年8月7日朝刊掲載)
三次市高杉町の神杉コミュニティーセンターでは「平和と戦争犠牲者慰霊の集い」を開いた。住民たち約80人が被爆証言を聞き、平和への思いを新たにした。
広島市内で入市被爆した向井立子さん(85)=甲奴町=が体験を語った。現在の東広島市にあった看護師の養成所2年生だった向井さんは、1945年8月8日から15日まで海田町などの小学校で負傷者の救護にあたった。
次々と人が亡くなっていくのを目の当たりにし、向井さんは「1週間いると涙も出なくなり、地獄だった。核の恐ろしさを語り継がなければいけない」と訴えた。
(2013年8月7日朝刊掲載)