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被爆68年 反核の思い 伝えたい トーチ 島根県内360キロ駆ける

 反戦反核や脱原発を訴える「県反核平和の火リレー」が6日、島根県庁前にゴールした。7月31日に益田市を出発。平和記念公園(広島市中区)の「平和の灯(ともしび)」から採火したトーチを、延べ約250人がつなぎ、県内362・5キロを走り抜いた。

 県庁前であった到着式ではアンカーで走者代表の益田市職員佐々木良友さん(40)=同市=が、県の担当者に要請書を提出。非核三原則の法制化や脱原発を政府に要請することなどを求めた。佐々木さんは「被爆地広島の隣県で、原発を抱える島根でリレーする意義は大きい」と話していた。

 県内の労組などでつくる県青年女性平和友好祭実行委員会の主催で27回目。例年、津和野町を出発していたが、大雨被害のため、ことしは同市発となった。県内12市町を巡り、各自治体に要請書を提出した。(秋吉正哉)

(2013年8月7日朝刊掲載)

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