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上関原発反対派の住民請求棄却 山口県監査委員

 山口県監査委員は6日までに、中国電力の上関原発(上関町)建設予定地の埋め立て免許延長をめぐり、反対派の52人が申し立てていた住民監査請求を棄却、却下した。

 山本繁太郎知事が免許延長の可否判断を違法に先送りして県に損害を与えたなどと主張。標準処理期間の満了日を迎えた期日以降の職員人件費の返還などを求めていた。

 監査委員は「手続きは行政手続法の趣旨に反しておらず、期間を超えたことが著しく合理性を欠くとはいえない」と請求を棄却。埋め立て予定地のブイ撤去を中電に命じるよう求めた訴えについては「監査請求の対象外」として却下した。

 代理人弁護士は「月末をめどに行政訴訟を起こす予定」とコメントを出した。

(2013年8月7日朝刊掲載)

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