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ゲンの思い感じたよ 企画展で児童ら平和学習 福山

 昨年12月に亡くなった漫画家中沢啓治さんの代表作「はだしのゲン」の企画展が開かれている広島県福山市丸之内の市人権平和資料館に6日、市内の小学校や保育所など4団体計約130人が訪れ、平和学習をした。

 被爆直後に真っ赤な炎が空を染める惨状などを描いた原画の複製とポスター計24点を展示している。同館職員の中山孝範さん(63)が描かれた状況を説明し「平和を語り継いでほしい」と話した。

 「漫画なら平和を学ぶとっかかりをつくれる」と、深津小の関知恵子教諭(47)は4年生の希望者32人を引率。矢野弘圭君(9)は「原作を読んでみたくなった」と話した。31日まで(月曜休館)。入館料100円(高校生以下無料)。同館Tel084(924)6789。(東谷和平)

(2013年8月7日朝刊掲載)

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