核被害で連携確認 福島・浪江町長と被団協・坪井理事長面会
13年8月8日
広島市を訪れている福島県浪江町の馬場有(たもつ)町長は7日、県被団協の坪井直理事長と中区大手町の事務所で面会した。福島第1原発事故で避難指示や立ち入り制限が続く同町は、被爆者が国の援護策を勝ち取るまでの歩みを参考にしており、坪井理事長は「同じ核被害者として情報提供などで協力する」と伝えた。
馬場町長は6日の平和記念式典参列後、広島滞在を1日延長して県被団協を訪問した。
「国を動かすため、広島から助言を受けたい」と求める馬場町長に、坪井理事長は「放射線の健康被害はいつ出るか分からないし、個人差もある」と強調。「国に立ち向かうには町民の団結が必要。私たちもフクシマの力になりたい。何でも相談してほしい」と激励し、被爆者からのカンパを義援金として手渡した。(田中美千子)
(2013年8月8日朝刊掲載)
馬場町長は6日の平和記念式典参列後、広島滞在を1日延長して県被団協を訪問した。
「国を動かすため、広島から助言を受けたい」と求める馬場町長に、坪井理事長は「放射線の健康被害はいつ出るか分からないし、個人差もある」と強調。「国に立ち向かうには町民の団結が必要。私たちもフクシマの力になりたい。何でも相談してほしい」と激励し、被爆者からのカンパを義援金として手渡した。(田中美千子)
(2013年8月8日朝刊掲載)