×

ニュース

核なき世界へ決意新た 国際平和デー 中区で被爆者ら

 国連が1981年に宣言し、停戦や非暴力を呼び掛ける「国際平和デー」の21日、広島平和文化センター(中区)などは平和記念公園(同)で記念行事を開いた。被爆者や高校生たち10人が原爆犠牲者を悼み、核兵器廃絶や平和への思いを新たにした。

 県被団協(坪井直理事長)の箕牧(みまき)智之理事長代行(79)と、もう一つの県被団協の佐久間邦彦理事長(76)たちが原爆慰霊碑に献花。「核兵器廃絶に向け平和への潮流を広げよう!」と記した横断幕を手に、1分間黙とうした。

 核兵器廃絶の署名活動に取り組んでいる広島女学院高(同)の生徒2人も参加。2年小川未玲さん(16)は「核兵器廃絶を訴えてきた被爆者の声を次代に伝えていきたい」と力を込めた。(小林可奈)

(2021年9月22日朝刊掲載)

年別アーカイブ