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　８月６日に広島市が営む平和記念式典の会場周辺でのデモを巡り、市民団体「静かな８月６日を願う広島市民の会」（東区）などは２７日、静かな式典を求める１万２２４４人分の署名を市に提出した。

　同会の石川勝也代表たち４人が市役所を訪れ、杉山朗市民局長に署名簿を手渡した。式典を「厳粛の中で行う」と定めた市平和推進基本条例が６月に施行されたが、８月の式典の会場周辺であったデモについて「大音量で式典が台無しになる。改善してほしい」と求めた。署名は昨年１０月から約１年間かけて街頭などで集めたという。

　杉山局長は「式典は慰霊の思いが大切。強制はできないが、その思いを持ってもらえるように、デモ団体と話し合いを続けたい」と答えた。

（２０２１年９月２８日朝刊掲載）